「サンシャイン/歌声が響く街」のロケ地 ヨーロッパ一美しい街の1つ エディンバラ

スコットランドの首都エディンバラってどんな街?

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エディンバラ城 by.Kenzo Washizawa
(c) Kenzo Washizawa
英国連邦の北に位置するスコットランド。湖や新緑の森、複雑に入り組んだ海岸や荒々しい岩肌を見せる渓谷など、地域によって見せる表情はさまざまです。その首都エディンバラには、中世から続く美しい古城や重要文化財が点在し、ヨーロッパで一番美しい街の一つと言われています。コンパクトな街のため、大抵どこでも徒歩圏内。トレンディなバー&レストラン、かわいいカフェが立ち並び、おさんぽの休憩場所にも事欠きません。
スコットランドは学問研究が大変盛んであり、この地に住む人々は昔から多岐にわたる分野で活躍をしてきました。エディンバラはそのメッカの一つ。例えば「宝島」「ジキル博士とハイド氏」の作者ロバート・ルイス・スティーヴンソンやシャーロック・ホームズの産みの親、アーサー・コナン・ドイル、教科書に登場する18世紀の有名な思想家デヴィッド・ヒュームや「国富論」を唱えたアダム・スミスはみなエディンバラ出身です。
 またエディンバラは一年を通して様々なフェスティバルが開催される「フェスティバル・シティ」としても有名です。とくに8月のエディンバラ・フリンジ・フェスティバルは世界でもっとも規模の大きなアート・フェスティバルと知られ、世界各国から大勢の人々が参加。同時期にTVフェスティバルや国際ブッグフェスティバルも開催されるため、大変華やかな夏を迎えています。
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エディンバラの港、リース

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写真 リース
エディンバラ北の海岸沿いに位置するリースは、 もともとはエディンバラと別の街として存在し、世界を相手に活発に貿易業を行ってきました。とくにウイスキーやワインの貿易ルートとしては16世紀からの長い歴史を持ち、ウイスキー・ソサエティの本拠地が構えるHenderson Streetは、数多くののアルコール貯蔵庫があったことでも有名です。ルネッサンスをはじめヨーロッパとの文化的な交流もリースが窓口でした。そのせいか、エディンバラの一部でありながらも、ヨーロッパの影響をダイレクトに受けたリース独特の魅力に溢れています。
「トレインスポッティング」の舞台でも見るような社会問題を今もなお抱える一方、政府や市民による開発により、ショッピング・モールやトレンディなバー・レストラン、カフェが続々と開店し、注目すべきエリアの一つとして知られています。
アクセス情報:
リースを走るバスは沢山ありますが、エディンバラ市内のThe Mound に停留所のある36番バス、Princes Streetに停留所のある22番のバスがおすすめ。10分強で到着します
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可愛いカフェ、古本屋、ヴィンテージショップがたくさん!映画ロケ地を巡る、お散歩MAP!

★原稿&MAP提供:Geek's Guide to Scotland
映画/文学/アート・カルチャーをテーマにしたツアーを敢行しています。 ジェームズ・ボンドやシャーロック・ホームズゆかりの地を巡りながらエディンバラの文化史に触れる市内ウォーキング・ツアーや、映画公開を記念したリース&ウイスキーソサエティ探訪コースもあり。
詳しくはhttp://www.geeksguidetoscotland.com/japanesewalkingtour